京都在住 烏丸子の 京都の ええもん みぃつけた

東京→京都移住者による 観光客の知らない京都

京都でおすすめのケーキ店パティスリーS(エス)

今日は京都に来てから気に入って通っているケーキ店・パティスリーS(エス)に行ってきました。

パティスリーエスS

高辻通り沿いのマンションの1階にあります

四条駅から歩いて5分ほど。高辻通りと室町通りの交差点を高辻沿いに西に進むとあります。

マンション1階のこじんまりとした店構えで、黒板の看板が出ていないと見逃してしまいそうです。

四条界隈のケーキ店では、ロトス洋菓子店も好きだったのですが、西の彼方に移転してしまったため(涙)、最近はご褒美ケーキを買うときはパティスリーS(エス)を利用しています。この辺では断トツの美味しさかと。

キャレフレーズ

いちごの季節限定のキャレフレーズ

キャレフレーズはスポンジにかなりアルコールを感じる、見かけに反する大人の味。

コクのあるクリーム、いちごの酸味、リキュールの苦みがバランスよく合わさって、とても満足感のある味わいです。

マサラ

チョコレート×柑橘の(勝手に)最高峰マサラ

チョコレートと柑橘の組み合わせが個人的にとても好きなのですが、その最高峰(と烏丸子は思っている)マサラ。

グラマシーニューヨークのニューヨークナイツというケーキも、チョコ×オレンジの組み合わせで、お手頃価格なのもあってよく食べるのですが、あちらを街頭で演奏される陽気な三重奏(トリオ)と例えるとすれば、エスのマサラはコンサートホールで演奏される重厚なオーケストラ。

コリコリとしたピスタチオとレモンピールの食感も楽しく、チョコレートの後味の余韻に紅茶とスパイスが香ります。

中間で登場するペッパーのアクセントも素敵です。

すべてが繊細で芸術的。

ほんと美味しいケーキってアートを感じます。

秋に食べたモンブランも、小っちゃくて儚かったけど美味しかったなあ。

ケーキがお好きな方は京都に来たらぜひ訪れてみてください。

きっといい思い出になるケーキと出会えますよ。

ちなみに店名を冠した「エス」というケーキもあるのですが、そちらは酸味強めで好みがわかれそうです。

懐かしの味が京都人を惹きつけてやまない まるき製パン所

錦市場

人通りもまばらな錦市場(2021年4月27日)

昨日は久しぶりに錦市場を歩きました。

いつもは観光客であふれているエリアなので避けて通る道のひとつなのですが、錦天満宮の方から通りを覗いたら、ほとんど人がいなかったので。

去年の一時期はシャッター街状態で、このカラフルアーケードの下でバドミントンに興じる親子を目撃したくらいなので、その時と比べるとまだ…という感じなのかな。

京都の河原町通り

京都一の繁華街・河原町通りの雑居ビルも空きテナントだらけになってきました

あたたかくなってきているのに、うすら寒さを感じる今日この頃。

まるき製パン所の看板

懐かしの味が京都人を惹きつけてやまない まるき製パン所

行列に並ぶのが嫌という理由で行ってなかった京都の有名ベーカリーというか「パン屋さん」、まるき製パン所に行ってきました。

この日は行列というほどでもありませんでした

堀川通りよりも西というだいぶ中心街から遠め、かつ周りに目立った観光スポットもない立地で、よくこれだけ流行っているなと感心します。

それだけ地元に愛されているパン屋さんということなんでしょうね。 

まるき製パン所のパン

この日買ってきたパン4種(鼻セレブは大きさ確認用)

サンド系はカウンターになく、実物を見ずに注文したものを紙袋にまとめて入った状態で渡されたので、予想より小ぶりだったことにちょっとがっかり。

これならもっと沢山買っとくんだった。

まるき製パン所のハムロール

ハムロール(170円)シャキシャキキャベツが美味しい

まるき製パン所のフィッシュ

フィッシュバーガー(250円)ピクルスがいい仕事してる

まるき製パン所のニューバード

ニューバード(170円)京都ならではのパンらしい

まるき製パン所のニューバード

ただの揚げパンかと思いきやカレー風味の生地にソーセージが包まれている

まるき製パン所のシスター

シスター(料金忘れました)これ一番気に入りました

このシスターっていうパン、中にホイップクリームとカスタードがサンドしてあって、クリームシスターズでシスターってことらしいです。ネーミングかわいい。

カウンターにもメニュー表にも載っておらず、奥の机に数個置かれていたものを「そちらも買えますか」と聞いたら買えました。いつもそういう仕組みというわけではなく、たまたまかもしれません。

 

それにしても。京都ってほんとパン屋さんが多いです。

京都のパン消費量や人口あたりの店舗数が全国上位だなんて、引っ越してくるまで知りませんでしたが、住んでみて実感してます。

パン好きの烏丸子にはとてもありがたいです。

ラーメン&わらび餅の休日 鴨川のトンビに要注意

鴨川の三条大橋

鴨川沿いが気持ちのいい時期になってきました(2021/4/10@三条大橋

週末、天気がよかったので鴨川・三条大橋方面にお散歩に行ってきました。

寒くもなく暑くもなく、観光のベストシーズンではありますね。

烏丸夫(烏丸子の夫)がラーメンが食べたいというので、三条大橋近くの「みよし」というラーメン屋さんに行くことになりました。

長浜ラーメンみよし

お店はだいぶ年季の入った感じ

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ラーメン600円(税込み)。やすっ

やさしいお味の豚骨スープで、あっさりめが好きな烏丸子の好きな味でした。次郎系大好きな烏丸夫にはもの足りなかったみたい。先斗町もすぐ近くなので、〆ラーメンとして人気なんでしょうか。

京都ブログなのに長浜ラーメンを紹介してすみません、せっかくなので京都らしいものもご紹介しておきます。

 

三条大橋近くに行かれた際に、ぜひ立ち寄ってほしいお店が「本家月餅屋直正」。

本家月餅家直正のわらび餅

本家月餅家直正のわらび餅4個入り(930円)

食べログ100名店(2017-20)にも連続して選ばれている有名店です。

食べログ100名店のラインナップを見ていてもそうなのですが、京都のお店って「もろ観光客向け」のところと、「地元の人からも愛されている名店」とに二分されます。こちらのお店は完全に後者のパターン。烏丸子もお気に入りのお店です。

本家月餅家直正のわらび餅

香ばしいきな粉に包まれたわらび餅の中には上品な風味のこしあんが!

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包み紙もかわいくて女子ウケします

この季節、鴨川付近のお店でこういうスイーツやなんかを買うと、河原でピクニック気分☆で食べたくなっちゃいますが、烏丸子はあまりおすすめしません。なぜなら鴨川のトンビに持っていかれる危険性が高いからです。烏丸子もやられたことがあります。かなり怖いし、目の前のごちそうがなくなる精神的ダメージもデカいです。

本当によく見る光景で「鴨川あるある」なのでお気を付けください。

鴨川のトンビ

あの日、烏丸子のパンを盗ったのはキミか?

京都の通り名に詳しくなれる⁉ 御池通り散歩

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京都の町を語るのに欠かせないのが通り名

京都の通りには名前がついていて、住所も東西⇔南北の通り名+町名で表されています。例えば京都市役所の住所だと「京都市 中京区 寺町通 御池 上る 上本能寺前町 488」てな具合です。寺町通御池通が交わった交差点を「上がったとこ」=北側にあることが通り名から読み取れます。(「下る」だと南側の意味。東西は「東入る」「西入る」)

メリットとしては、通り名から「あのへんね」と大体の場所が思い浮かぶという点、デメリットとしては住所がやたら長くなるため書くのに難儀する、という点でしょうか。

同じ区内の別々の場所に同じ町名がついていることも多々あるらしく、通り名を省略すると混乱を招くケースもあるみたいです。

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同じ区内(中京区)に乱立する大文字町…

京都の通り名を覚えるための唄が東西・南北それぞれ存在していて、烏丸子もこのバージョンで覚えました(唄にもいろんなバージョンがある)。

通りによって途切れていたり別の名前になってたりと、現状の地図と唄には齟齬あり

 

そういえば、京都市外から転勤してきた方が、お子さんの中学受験(どこか忘れましたが京都の名門校)で、京都の通り名を覚えていないと解けないような問題が出た、と憤慨していたことがありました。「通り名くらいそらで言える」というのが「京都の」ちゃんとしたお子さんであることを証明する踏み絵みたいなもんなんでしょうか。それにしてもなかなか手の込んだ高等な「いけず」…「よそさん」はノックアウトです。

 

京都に住むには覚えておかないと何かと不便な京都の通り名ですが、たまに観光に来られる方にとっては、通り名の由来を知ってへぇーと楽しむくらいがちょうどよさそうです。

御池通り沿いには交差点ごとに、通り名とその由来を教えてくれる看板が南北両側に立っています。それを読みながら歩くと、通り名の由来を知る歴史散歩が楽しめるのでおすすめです。

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御池通両替町通の交差点に立つ看板

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両替町通の由来

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こちらは室町通室町時代って室町通からついた名前なんですね。逆だと思ってた

 

京都で人気店のスイーツを並ばずに買える(かもしれない)穴場スポット

烏丸子が京都に引っ越して来てすぐに訪れた京都の大人気スイーツ店、それがラ・ヴァチュール。

平安神宮や美術館が並ぶ岡崎エリアにあるお店で、1ホールにりんごを20個以上も使うというフランスの伝統的な洋菓子タルトタタンで有名なお店です。

土日ともなると行列していることも多く、烏丸子がラ・ヴァチュールを訪れた際も、入店までだいぶ待った記憶があります。

そんなラ・ヴァチュールのタルトタタンを京都の町中ですんなり頂ける(かもしれない)場所があるんです。それがこちら!

京都のDEAN&DELUCA

みなさんおなじみの DEAN & DELUCA

京都のDEAN&DELUCAは、駅で言うと四条駅と烏丸御池駅のちょうど間くらい、烏丸通蛸薬師の交差点のとこにあります。

ラ・ヴァチュールのタルトタタン

ありました! ラ・ヴァチュールのタルトタタン

烏丸子が訪れたのは先週の金曜日の午後。

ラ・ヴァチュールのケーキとしては、タルトタタンのほかにクルミのタルトも置いてました。

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ラ・ヴァチュールのほかにも京都の名店スイーツが揃ってました

日によって入荷しているお店が変わるそうでなのですが、金・土・日にラインナップが充実するそうです。週末が狙いめですね。スイーツはどれも、DEAN&DELUCAのオシャレなカフェスペースでイートインもできますし、テイクアウトも可能。

 

でも、確実に手に入れたい方や、時間がある方・岡崎方面に行かれる方は、ラ・ヴァチュールのお店、レトロで乙女な雰囲気が味わえる素敵な場所なので、ぜひお店の方に足を延ばしてみてほしいかなと思います。

 

ちなみにDEAN&DELUCA京都店では、京都限定のショッピングバッグなんてものも置いてありました。

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定番ショッピングバッグの京都限定カラーは「紫」! しぶっ!

若い人が持つにはなかなか渋めの色合いな気もしますが、京都っぽいカラーではありますね。

京都の「天狗」といえば鞍馬…ではなく天狗の横綱あられ

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知恩院門前の桜。見頃は過ぎました(2021/4/3)

週末の土曜日(2021/4/3)、八坂神社、円山公園知恩院のあたりをお花見がてらお散歩してきました。

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円山公園の枝垂れ桜。既に葉桜ですね(2021/4/3)

このあたりの桜はもう見頃が過ぎてしまったようなので、これから京都に来られる方で桜を期待されているなら、遅咲きで定評のあるスポットを目指した方がよさそうですね。

烏丸子のおすすめは雨宝院です。烏丸子が好きなお寺のひとつで、「聖天さん」の名で親しまれている小さなお寺です。西陣エリアにあります。

遅咲きの桜が満開の時期を迎えると、小さな境内が桜で覆われ、まるで桜のドームの下にいるような気分になります。派手さはないですが落ち着けます。御衣黄桜(ぎょいこうざくら)という黄緑色をした変わった桜もあります。

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4年前の春の雨宝院。こじんまりとしたお寺です(2017/4/18)

さて、散り際というよりも葉桜と呼ぶ方がふさしい桜を見た、ちょっと残念なお散歩の帰り道。京都に来てから定番化しているおやつを買って帰りました。それがこちら、天狗製菓の横綱あられ。

 

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こちらは普通味(ドレッシング風味&うす塩味)

天狗製菓は京都・伏見にある会社で、烏丸子がこのおやつを知ったのも京都に来てからなのですが、京都以外でも売ってはいるようです。京都ではよく見かけるおやつで、うちの近所、烏丸付近だと、とりあえずローソン100や四条河原町のよしや(東京の「まちおか」みたいな店)に、この普通味はいつも置いてます。

でも烏丸子のお気に入りは普通味よりもこっち、黒こしょう味。

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期待の上をいく黒胡椒のスパイシーさ。ビールに合います

黒こしょう味はなかなか見かけないレアもので、たま~にフレスコ(京都のそこらじゅうにあるスーパー)の店頭に置いてあります。見つけたら即まとめ買いです。

実はこの黒こしょう味以外にも七味唐辛子味とか山椒味とか食べてみたい味があるんですが、全然見かけないんですよね。

京都・伏見の天狗製菓には工場直売所があり、そこでは上記レア味を含む定番味以外にも、直売所限定フレーバーも販売しているそうなので、気になる方は伏見の酒蔵見学のついでに寄ってみてはいかがでしょうか。ちょっと変わった京都みやげとしても喜ばれそうです。

烏丸子もいつか直売所行ってみたい!

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横綱あられの姉妹品ピリカレーも☆どちらも食べだすと止まらなくなる系

 

デパ地下並みに楽しめるスーパー「京都八百一本館」

烏丸子は旅先でスーパーマーケットに立ち寄るのが好きです。

スーパーに並んでいるものから、その土地ならではの食習慣が垣間見えるのも面白いんですよね。

何より食いしん坊なので、夕食後に宿で軽くつまめるデザートや酒のアテなんかが欲しくなって、ついふらふらっと入ってしまいます。

そんなふらっと立ち寄るスーパーとして京都でおすすめなのが、烏丸御池駅の近くにある「京都八百一本館」です。

東京など各地の百貨店等にも出店しているので、京都以外の方でも名前をご存知の方もいるかもしれませんが、本店はここ京都。

成城石井紀伊国屋など他の高級スーパーとの大きな違いは、八百一はその名の通り野菜や果物など生鮮メインという点。

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京都の「へそ」六角堂の近く、京都の中心街にあります

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あまりスーパーには見えない落ち着いたオシャレな外観

4階建ての建物ですが、スーパーの売り場は1階から2階の一部となってます。

3階より上にも楽しい空間が広がっていますがそちらは追々…。

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中に入るとまず、季節を感じさせるゴージャスな生花がお出迎え

店内のBGMにはジャズが流れています♪

 

いつも元気な女性スタッフの「いらっしゃいませ~どうぞ~」という声が響いて活気があります(フルーツを推していることが多いので、我が家ではフルーツ娘と呼んでいます)

 

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お店の奥にはデパ地下のような量り売りのお惣菜コーナーもあります

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今日の夕飯用に買ったきのこ。個人的には八百一本館きのこ売り場がアツい

価格帯としてはお高いものもありますが、特にお野菜は安くて良い品が多いです。

今日も九条ネギ100円とかニラ50円とか(しかも税込み)。

そして烏丸子の一押しはきのこ! 同じ京都の八百一でも、伊勢丹高島屋のなかに入っている八百一はそうでもないんですが、八百一本館のきのこ売り場は常時(!)マッシュルーム100円、なめこ50円で、いろんな種類のきのこが大体100円で置いてあるので、さすがスーパーマリオを生み育てた京都のスーパーや!と思います(絶対関係ない)。

 

ここからは、京都に旅行に来た方が、宿にテイクアウトできるおすすめの品ベスト3をご紹介。

 

第3位 焼き芋

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こちらは紅はるかの焼き芋ですが、普通のさつま芋(ちょっと安い)でも十分美味

八百一の焼き芋を食べて焼き芋の概念が変わりました。

皮の存在がまったく気にならず、もはやスイーツ。

バニラアイスと一緒に食べてもおいしいです。

甘いものは別腹という人、ぜひ試してみてください。

 

第2位 カットフルーツ

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八百一本館のカットフルーツは新鮮で種類も豊富!

さすがお野菜と果物屋さんからスタートしたお店だけあって、八百一のカットフルーツはコンビニなんかとは味も新鮮さも段違いです。

栄養が偏りがちな旅先で体調を整えるのにも最適。

 

第1位 秘伝豆

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我が家の冷蔵庫に常備している定番品

「クック1/2」というコーナーに並んでいる「秘伝豆」。

味がついていないので、どこかで塩を調達してもらう必要があるのですが、このお豆にちょっと塩を振って、お酒を飲みながら爪楊枝かなんかで一粒ずつ食べると最高です。

歯応えのいい、なんとも言えない滋味深い味のお豆さんで、止まらなくなります、お酒もお豆も。

 

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ちなみにお酒がお好きな方向けには、2階のバースペースもおすすめです。

飲み比べセットでお気に入りのお酒を見つけて、宿に買って帰って飲んだり、お土産にしたりするのもいいですね。